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2009.03.25 Wednesday

『ONE OUTS-ワンナウツ-』をより楽しむための一冊

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    『アニメージュ』4月号、BOOKSのコーナー書いた。
    アニメ『ONE OUTS-ワンナウツ-』公式)をより楽しむための一冊。いやあ、『ONE OUTS-ワンナウツ-』おもしれぇぇぇー。野球版カイジ! 剛速球も変化球も魔球もなしで、心理戦だけで打ち取るピッチャー。さらにとてつもないルール!
    すごいすよ、これは。
    マンガ甲斐谷忍『ONE OUTS-ワンナウツ-』も読みたいです。

    で、関連本は、これしかないでしょう山際淳司『スローカーブを、もう一球』を紹介。
    「というわけで、今回は、山際淳司『スローカーブを、もう一球』を紹介しよう」
    「若くして亡くなった著者の代表作。スポーツノンフィクションが八編おさめられています」
    「表題作の『スローカーブを、もう一球』に登場する川端投手は、まさに心理操作術タイプの投手」
    (中略)
    「川端投手は、“ピッチングはかけひきだ”って言うんですよね。“それだけで、高校野球だったらある程度までいかれるんじゃないかな。考えればいいんですよ”って」
    「そう。“なんとなく、バッターが動揺したなっていうときが一番楽しい。スローカーブに気を取られて集中力がにぶる。そのあとで速球を投げると、さほどスピードはなくても、前に投げたスローカーブとのスピードの差があるから、バッターにはかなり速く見えるんだ”って言う」
    「真剣に向かってくるバッターに、わざとニターッと笑ったりする。ときにはあざ笑うみたいな笑い顔を作って、相手を動揺させたり」
    「キャッチャーのサインに延々と首をふってじらしたり。ときにはキャッチャーを呼び寄せる。野球の話なんてしてなくて「なぜオレにはガールフレンドができないのかな?」なんて話してる。“そうやって打者をじらしておいて、山なりのカーブを投げる。バッターがムッとしたところに、インコースに入るシュート気味の速球を投げる”」
    「まさに心理野球。この川端投手が、甲子園の怪物、バッター月山と対峙して、“無性に抑えたくなった”と考え、カーブ主体で攻めるくだりがクライマックス」
    「真剣で必死で真っ直ぐというイメージで捉えられがちな甲子園球児とは違う、マイペースで、ひねている投手を描く。でも、なんだか爽やかな読後感なところも、いいんだよな。オススメだ」

    山際淳司『スローカーブを、もう一球』には、1979年広島対近鉄、日本シリーズ最終戦9回裏を描いた「江夏の21球」も収録されている。
    1点リードだが9回裏無死満塁のピンチ。マウンドに立った江夏が、これをおさえるまでの21球。大心理戦。衣笠がカッコいい。これもいいんだよ。

    Wikiの江夏の21球の項によると織田淳太郎『捕手論』には、““水沼四郎の21球”という題名で、マスクを被っていた水沼から見た「江夏の21球」が書かれている”らしい。こちらも読みたい。
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