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2009.01.19 Monday

『宇宙をかける少女』をより楽しむための一冊

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    『アニメージュ』2月号、BOOKSのコーナー書いた。
    『宇宙をかける少女』をより楽しむための一冊として、ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』を紹介。
    「アニメ『宇宙をかける少女』が絶賛放映中だ」
    「人類の生活圏が宇宙に移った未来を舞台に、少女が大活躍する作品です」
    「ということで、今回はジェイムズ・ディプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』を紹介しよう」
    「“この小説を読みおわる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない”って言葉が、訳者あとがきに引用されてまして」
    「泣けるSFとして有名な作品なんだ」
    「大宇宙にあこがれる少女コーティーが主人公」
    「16歳の誕生日に両親からプレゼントされたスペースクーペを遠距離用に改造して、宇宙の冒険に出発するんだ」
    「メッセージ・パイプを拾ったことがきっかけで、頭の中にエイリアンが住み着いちゃうんです!」
    「意気投合したふたりは、さらなる宇宙の大冒険に……」
    「前半、少女がとってもキュートで、わくわくするような冒険物語なんですが……」
    「後半、“たったひとつの冴えたやりかた”を選び取るところへ進む流れは、とっても哀しい展開に……」
    「そうなんです。わたし、本当のこと言うと、ちょっとこの小説が好きになれません」
    「どうして?」
    「可憐な女の子が、自己犠牲を選択しちゃうことを、勇敢で名誉ある選択だって讃えてるんですけども、それって……なんていうか……」
    「うーん。そりゃ、哀しい結末を迎える話ではあるんだけど、そう言われると、じゃあ小説はすべてハッピーエンドじゃなきゃいけないのかって話になってくるわけで」
    「いえ。ハッピーエンドじゃなくってもいいんです。苦い結末でもいい。でも、犠牲精神たっぷりの哀しい選択を彼女が強いられたのは、誰のせいなのか? ってことなんですよ」
    「誰のせい? いや、それは、でも、しょうがなくその状況になったのは、ちゃんと描かれていただろ?」

    と、と、残りは、『アニメージュ』本誌で。
    紹介する二人の意見が真っ向から対立するブックレビューになってしまったのでした。

    新刊紹介のコーナーで紹介したのは、
    馬場保仁/山本貴光『ゲームの教科書』(→『ゲームの教科書』と締切と

    砂場でボーリング、お菓子のグミを使った豪華なネックレス、捕らえられた宇宙人のエコバッグなど、とっても馬鹿馬鹿しいものを真剣に工作する奇本乙幡啓子『妄想工作』

    ■本
    諸星大二郎の西遊記大冒険活劇『西遊妖猿伝 大唐篇 1』『西遊妖猿伝 大唐篇 2』1月23日刊
    再刊。おもしろい、繰り返し読んでもおもしろい。

    ■きのう
    「夜のゲーム大学2」(→「夜のゲーム大学2」来てね)のカリキュラムをメールで調整。たまってたメールの返信。
    東野圭吾『白夜行』を再読しはじめる。
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