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2011.08.01 Monday

Processing入門+openFrameworks

0
    立命館大学のインタラクションデザイン企画実習で講義中に話題に出しいる「Processing」「openFrameworks」等についてさくっと解説。

    (2008年8月14日:以後随時追記2015年2月12日追記)
    Processingである。以前から凄いという噂は聞いていて、次の画像を観て、わーすげぇと思っていた。

    音と連動した映像を生成するのにProcessingを使っているもの。

    Magnetic Ink, Process video from flight404 on Vimeo

    立命館大学で「使ってみたけど凄いすよ」と興奮しながら教えてくれた学生がいて、90分授業で、学生が先生になり、先生が学生になって「Processing入門講座」をやってもらった。
    おもしろい!
    たった90分の授業1回で、「画面をクリックする位置にあわせて音を出すソフト」を組み立てることができたのだから。
    しかも、オープンソースのプログラミング環境である。無料で使えるのだ。
    プログラムをはじめるまでの、なんかめんどうな設定がほとんど必要ない。Processingのサイトからダウンロードして、すぐ使える。「インストールしてください」とかもない。processing.exeをダブルクリックすればsketchというプログラムを書くエディタが出てきてすぐにはじめられる。
    映像や音を扱うソフトで、もっとも手軽で簡単なプログラムなんじゃないだろうか。

    『Built with Processing[Ver. 1.x対応版] -デザイン/アートのためのプログラミング入門』が、めっぽういい本で、購入、読む読む。
    “今回の新装改訂版では、公式バージョンで追加された新機能やより本格的に開発を行う方法、JavaScriptのProcessing互換ライブラリProcessing.jsの紹介など最新の内容を盛り込みつつ、再構成・加筆修正を行った「メジャーバージョンアップ版」となります。”
    ダウンロードの方法、プログラムの基礎、応用、より高度なプログラミング、Processingでどういったことができるのか等々、いたれりつくせりの一冊。改訂版は、最新のトピックスも載っている(d.v.d.のインタビューも!)。
    ・関連リンク:「Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門」公式目次等。

    追記3
    『Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門』
    “開発者自身による600ページ超のバイブルが遂に完訳! ! ” 2015/9/20
    追記2
    Processing関連の新刊いくか出ていたので追記。
    『[普及版]ジェネラティブ・アート―Processingによる実践ガイド』
    美しく予測不可能な「ジェネラティブ・アート」をスケッチするための解説書。
    『Processingによる画像処理とグラフィックス』
    『デザイン言語 Processing入門 - 楽しく学ぶコンピュテーショナルデザイン』
    Processing入門書。
    『Processingプログラミング入門―Javaベースのオープンソース統合開発環境』
    『Nature of Code -Processingではじめる自然現象のシミュレーション』


    追記1
    『Processingをはじめよう』
    2011/10/22発売。Casey Reas著。
    “開発者自らが執筆した本書では、シンプルな図形の描画にはじまり、変形、インタラクティブな動き、 関数やオブジェクトを使ったプログラム、さらにArduinoを使ってセンサーのデータを可視化する方法まで、わかりやすく順を追って解説します。
    日本語版ではクイックリファレンスとAndroidプログラミングに関する解説を加えました”

    『ビューティフルビジュアライゼーション』
    Julie Steele, Noah Iliinsky編, 増井俊之監訳, 牧野聡訳
    2011/10/26発売。情報をグラフィカルなイメージに変換するビジュアライゼーションに関する本。図解も多く楽しい。Processingもでてきます。


    『Processing アニメーションプログラミング入門』
    という本も出た。がっつり入門書で、PCは使ってるけど「プログラムって組んだことない?」って人もだいじょうぶ。線の引き方からはじまって、キャラクターを表示して、リズムを作って遊ぶ作品を作る。Androidで動作させる手順も解説してある。
    公式サイト:書籍案内

    Processingを始めようと思う人は、この『Built with Processing[Ver. 1.x対応版] -デザイン/アートのためのプログラミング入門』『Processing アニメーションプログラミング入門』の2冊をオススメ。


    『Learning Processing: A Beginner's Guide to Programming Images, Animation, and Interaction』という本がひじょうに素晴らしいと教えていただきました(ありがとう)。初歩の初歩から高度なレベルまで導いてくれるProcessingの教科書。


    Processingでどういったことができるか、映像をいくつか紹介。


    □□□(クチロロ)MV「あたらしいたましい feat. 金田朋子」。伊藤ガビン率いる制作陣に聞く舞台裏
    “G:あっ、言語はProcessingを結構使ってるんですけど、あれPDFで吐き出せるんですよね。それを秒30コマ分吐き出して読み込んで編集してるんです。”

    おっと、まだまだすごいのあります。
    Magnetosphere revisited (audio by Tosca) from flight404 on Vimeo.

    Solar, with lyrics. from flight404 on Vimeo.



    RadioHeadのプロモーションビデオコンテストのために制作した作品「Wierd Fishes」
    Weird Fishes: Arpeggi from flight404 on Vimeo.

    RICHIE HAWTINのVJ。


    「Shadow Monsters」人の影をリアルタイムに加工してモンスターに変形させて遊ぶ作品。ウェブカメラからの映像に対しての処理も得意。




    d.v.d Live
    ドラムと映像を連動動させて、Pongをやったり、ピンボールやったりの「d.v.d」。CD+DVD『01 > 01(01 Less Than 01)』も出てる。





    RadioheaDの「House of Cards」PV。
    Geometric Informaticsというレーザーを投射して3Dデータを生成する技術とVelodyne LIDARという複数のレーザーを投射して風景をモデリングする技術をつかっているんだとか(よく分かってない)。ビデオで用いられているデータ(CSV)や ProcessingのコードもGoogle Code上で公開されていて誰でも使うことができちゃうとか。(cenkhor.gazer


    Primal Source@Glow 08
    霧のスクリーンに投影しているカラフルで幻想的な映像。観客の歓声にあわせてインタラクティブに変化していく。(aircord blog
    NOTCOT at GLOW: Usman Haque's Primal Source from Jean Aw on Vimeo.

    他にもいくつかリンクしておこー。
    processingLIVE
    ゲームボーイを使って演奏するBit ShifterとProcessingを使ったビジュアルの連携。VJツールとしてProcessingを使ったイベント。

    Ex:beaute
    CMのエフェクトでProcessingが使われた例。


    追記(2010/08/10)


    『大人の科学マガジン Vol.27』
    8ビットマイコン「アルドゥイーノ」の互換機と、LEDの光をコントロールして残像でメッセージなどを表示するディスプレイキットで、オリジナル電子工作を楽しむキットが付録。8ビットマイコンはインターネットにつながったパソコンでプログラミングする。


    『Arduinoをはじめようキット』


    ■openFrameworks
    『Beyond Interaction ―メディアアートのためのopenFrameworksプログラミング入門』
    インタラクションデザインやメディアアートの現場で注目されている制作環境「openFrameworks」の世界初の解説書。
    「Processingの手軽さと機動力を持ちながら、C++みたいにもっとガリガリできるといいじゃないか」っていう発想の環境らしい。


    ループする音が重なって音楽になる「MmmTsss」。MITの学生がopenFrameworksを使って作った。


    openFrameworkを使って作られたiPhoneアプリ「Mobile Runner」。


    OpenFrameworksを使ったマジックプロジェクション。


    LASER TAG 日本編


    LASER TAG


    openFrameworks is an open source C++ toolkit
    for creative coding.

    『ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法』
    「情報視覚化の7ステップ」(データ収集→解析→フィルタリング→マインニング→表現→精緻化→インタラクション)からはじまり、それをProcessingで実践する方法を極めて具体的に記している本。
    『ビジュアライジング・データ』感想


    『Processingプログラミング入門―Javaベースのオープンソース統合開発環境 』





    『WiiRemoteプログラミング』





    『いま、ここからの映像術』の「CGの可能性」の項に
    “Processingと呼ばれるソフトはネット上から自由にダウンロードして、初心者でも簡単にその操作が可能となりました。スクリーンセーバーや三次元のオブジェクトのアニメーションや、画面の1ピクセルのような粒子を動かすCG映像など、ウィットニー兄弟のフォロアーというべきアーティストが活躍しています”
    という記述あり。


    ■他の資料
    『Programming Interactivity: A Designer's Guide to Processing, Arduino, and OpenFrameworks』

    『ProgressionによるFlashコンテンツ開発ガイドブック』

    『Prototyping Lab ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ』

    『電脳Arduinoでちょっと未来を作る』
    コメント
    Processingの素晴らしさが良く伝わってきます。
    ありがとうございました。

    ただ、大学生を生徒と呼ぶのは違和感がたっぷりでした。
    高校生までは生徒でも良いとは思いますが・・・。
    • とめ
    • 2010.10.17 Sunday 05:56
    指摘ありがとうございます。修正しました。
    • 米光
    • 2010.10.17 Sunday 10:54
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