2008.06.13 Friday
新幹線に乗って、京都へ。なにも考えもなしに、ただプレイボタンを押して聞いている。
立命館大学に向かって歩いている途中で、曲が安藤裕子に。
大学内。急に「ぼくらが旅に出る理由」が流れてきた。
「ぼくらが旅に出る理由」は、小沢健二の大傑作アルバム
懐かしい。
アレンジされていて、最初はちょっと違和感を感じる。が聞いているうちにしっくりしてくる。
安藤裕子が小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」を借りて歌っているのではなく、安藤裕子が安藤裕子の「ぼくらが旅に出る理由」を歌っている感じが気持ちいい。身体を一度くぐりぬけて、歌が生まれている。
目の前には、大学生たちがキラキラと青春の粉を散らしながら歩いていて、その空間の中で、若いころに聞いた「ぼくらが旅に出る理由」が流れている。しかも、新しくよみがえった「ぼくらが旅に出る理由」だ。
ああと感慨に耽りながら歩いていると、後半。
男性ボーカルの声が入ってくる。わっ、と思う。
小沢健二!
角を曲がるときに、食パンをくわえた女の子とぶつかるアクシデントのように、今頃になってかつての青春にぶつかったような。
涙が流れてきた。
いやいや。あわてて、涙をぬぐって、教室に向かう。
いつも講義の導入は、表現に関する無駄話(無駄じゃない)をしていて、今日は、この曲のことを話そう。と思って、検索。
安藤裕子の公式ページで視聴できるので、授業スタートは、この曲だ。
で、よく読むと、「ぼくらが旅に出る理由」のゲストボーカルは、東京スカパラダイスオーケストラの茂木欣一と書いてある。えええー。
聞き直してみると、ぜんぜん小沢健二の声じゃなかった。
話のオチまでついたなーと思ってるうちに授業が始まる。
帰りの新幹線は、ずっと安藤裕子『chronicle.』を聞きながら帰る。「ぼくらが旅に出る理由」を何度も繰り返し聞く。






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