2008.04.17 Thursday
原稿の書き出しだけ引用しとこー。
マップと指令書をたよりに目的地に辿り着くとそこはラブホテルだ。その日はじめて出合った女の子と目を合わせる。とはいえ二人きりではなく五人組。ドキドキしながら潜入。キーをもらって部屋へ入ると、勝手にテレビが点き、映像が流れはじめる……。
「Port B」の『サンシャイン62』は、マップと指令書で参加者を振り回し、奇怪な体験を連続体感させるインスタレーションだ。
指令書で街中を振り回されて、マンションの一室に入ったり、電車に乗ったり、タクシーに積め込められたり、ホテルへ入ったり、喫茶店で歓迎されたりするのは楽しいのだが、途中途中で出てくる巣鴨プリズン話はあまりにも説教で「テーマはディスコミュニケーション? わざと脳を素通りさせるようにしてるの?」とさえ思う。潜入した部屋で次の目的地捜査のために打ち合わせてると「(流れてる巣鴨プリズンに関するビデオを)ちゃんと見たほうがいいよ」と怒られたりもする始末で、わはは意図していなくてもこのディスコミュニケーションっぷりはおもしろい。
指令書に振り回されて戻ってくるが、まだ前の人が終わってないために会場が開かず待ち時間が発生。この待ち時間に何のフォローもないために、ああこれは演劇じゃないんだって思ったし、ディスコミュニケーションは意図しているわけじゃないんだと気づく。しかも、ぼけーっと待っている客の横で、部屋にいた出演者と演出家が「次からもっとちゃんとビデオを観てもらえるようにしなければ」と反省会をはじめたので、しらけまくる。これが意図的だったら(つまり待たせるのも反省会も演出の一部で、最後にこのシーンとディスコミュニケーションが華麗に反転したならば)すごいなとさえ思うほどの客を意識してないっぷり。ピクニック説教ピクニック説教ピクニックピクニック説教説教というある意味ふしぎで貴重な体験を得た一日。
というようなことも思ったけど、原稿の長さ的にそこまでは書けなかったので、また別の側面で書いています。
終わったあとに、それまでとは街が違って見えて、日常を変えてくれる力のある作品が好きです。
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