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2007.06.04 Monday

ゲーム脳の正体がわかった! 脳波ですらなかったよ!

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    イベント【バカバカしくも真剣な「脳の探求の旅」】@青山ブックセンター、終了。
    「巨人のドシン」飯田和敏、「弟切草」麻野一哉、「ぷよぷよ」米光一成、3人のゲームデザイナーが脳を探求する、監修は医学博士米山公啓の脳クエスト本『スピンドル式 鍛えない脳』の発売記念イベントであります。
    大勢の人に来ていただきありがたい、感謝。
    来場者数も140名を超え、キャンセル待ち状態もあったとか、ごめんなさい。


    プロジェクタがあって、大きな流れをパワーポイントで作っていったので、進行もスムーズ(っても、まぁ、我々なので、ドタバタスムーズな感じ。ライブ!だよ)で、良かったんじゃないだろーか。
    イベント会場、パソコンをプロジェクタで表示できるようになってると嬉しい。




    自己紹介の後、『スピンドル式 鍛えない脳』の話をして、その後、ゲーム脳な我々が脳波をはかりにいったドキュメンタリィ映像を!
    「ゲーム脳」について調べ、多くの記事を書いたゲイムマンさんも「私も知らなかった衝撃の事実がいろいろと!」と驚いてもらえて嬉しい。
    えーと、「ゲーム脳って、脳波ですらなくて、筋電図だった!」「なにーっ!」ということが、実験の様子からクッキリと判って、なんともわかりやすい結果に。
    ネット上では「反論するならサンプルが3人じゃ意味ない」という意見もあったけど、3人もいらなかったよ。「体温計で気温を測って、今日は暑いね」とか言ってるようなもんだったんだもん!
    電極をオデコにしかつけてない脳波測定のは、信憑性がないそうだ。オデコは、瞬きやオデコの筋肉の動きなどが入るので脳波をそこだけで見るにはノイズが多すぎる。他の部分も計測して、複数の波をしっかりと見て、ノイズを排除しないと、脳波は、ちゃんと測定できない。

    さらに、α波を出すマシンとかCDとか売られたりしてるけど、眼を閉じた瞬間にα波が顕著に出るとゆーこともわかった! 眼を閉じるとα波が、どうやっても、出すなっつーてもすぐ出るのだ。
    眼からの情報はものすごいく多いから、すぐに脳波に影響を与えるんである。
    α波うんぬんって商品は、ただ眼と閉じるための商品だったのだー!!
    リラックスしているときにα波だからといって、α波が出てるからリラックスしているとは限らない。そんなふうに、α波→リラックス→集中力を高める→α波のための商品、って感じで、脳科学の成果は、横滑りに滑って、キャッチコピーに使われてしまう。
    といった構造が、はっきりとわかって、盛り上がった。
    でも、ゲーム中は、瞬きが激減する!って脳波からわかったので、ゲームしているときはドライアイに注意しよう。約束だよ。

    追記。
    「鍛えない脳! ゲーム脳の正体!」の映像をYouTubeにアップしたよ。



    後半は、いろんな脳の本を紹介しながら、脳のおもしろエピソードと、馬鹿話。
    米光が会場でオススメしたのは
    『赤を見る』
    赤を見ている脳に起きていること→隣人もたしかに赤を見ているか→意識とは何か?って内容。講演をもとにして書かれたものなので読みやすい(講演は、スクリーンにただ赤い光をあてて、「この赤いスクリーンを眺めるみなさんの心の中で何が起きているか、これから3時間かけて論じたい」と言って始めたのだそうだ)。ブックデザインもカッコいい。

    『ウェブ社会をどう生きるか』
    ネット社会を情報軸で思考した本だけど「意識とは何か」って問題とWる。“生物は自分の認知している世界から外部にでることは絶対にできないので、閉鎖系”(P123)であるから、情報の意味内容が他者から自分にそのまま送り届けられるわけではなく、“情報という「刺激」を受けとると、それを自分なりに都合よく解釈して自分を変えていく、というだけ”(P125)である。逆にコンピュータは、それができない。だから、コンピュータが人間を超えるとかそういうふーなのって変よ、って本。

    『百年前の私たち』
    明治大正の雑誌から人々がどういう考えを持っていたのかを探った本。第一章が「脳力」とは何か。睡眠時間は七時間がよい、「脳」が混乱するから一度に二つのことを考えてはいけない、心配は脳に悪い、って、昔から脳本ってあったのねー。

    『スピンドル式 鍛えない脳』で取り上げた本で、米光オススメは、『唯脳論』『脳のなかの幽霊』『妻を帽子とまちがえた男』

    麻野さんがオススメしていた『ポストヒューマン』も無茶なSFみたいで面白そうだった。

    飯田和敏の脳の歌(米光もパーカッションで参加!ってもいつも使ってるベルだけどな)でエンディング。








    後、サイン会。約70冊販売! おお! ありがとうありがとう。オススメ本等も、売れたらしい。
    オマケで「脳新聞」(麻野さんの脳波つき!)をプレゼント。「こどもそ見たよ」の合い言葉の人には「米光新聞」をプレゼントしました(ほぼ40枚!)。
    打ち上げのときにジョナサン・キャロル『天使の牙から』買ったよーって持ってた人もいて嬉しい。「もうABCにキャロルなかった!」ってのも聞いたので、キャロル入荷してください。


    打ち上げは、インドカレー屋でバイキング、貸し切り。フォークソング+ベリィダンスという異色の組み合わせで盛り上がる。まこちゃんのシャウトも。写真はブレブレだ。

    その後、朝まで。ぐでん。

    ありがとうございました。
    おもしろかった。

    脳は鍛えなくてよかった! 「脳トレ」ブームを斬る?!:Web Across

    こどもそ関連リンク
    イベント「ゲーム脳120%ZOKKONラブ」動画!
    イベント「ゲーム脳120%ZOKKONラブ」予告
    『スピンドル式 鍛えない脳』内容
    『スピンドル式 鍛えない脳』感想
    コメント
    イベント楽しかったです。
    次のイベントも行きたいと思います。
    • ミソラ
    • 2007.06.04 Monday 01:17
    ありがとう。ぜひ、また!

    IEとかで見るとレイアウトぐだぐだーって指摘をうけたので、ちょっと修正しました。
    • 米光
    • 2007.06.04 Monday 11:24
    でも、ゲーム脳はあると思う。
    科学的なものでなくても・・・
    何にもやる事が無い時の、自分を安心させる逃げ道にゲームがあったり、やるべき事がわかっているのにゲームに逃げたりするのもある意味のゲーム脳かも知れない。

    ゲーム脳と病的に、精神科みたいな事を言うから、皆反発してるのであって、「ゲーム逃避」とか、その辺にしとけばメーカーからの殺人的なバッシングは受けなかったのではないかと思う。

    確かに、自分がすごく楽しいゲームが脳に悪いと言われたら、気分が悪い。                  現実逃避、人の気持ちが判らない、社会に溶け込めない、キレル、人を殺す可能性がある、位なら良いけどね、
    脳が・・・・といわれると。そりゃ潰しにかかるよな。
    自分が愛した奥さんの間に出来た子供がゲームにはまってたら怖い。

    ゲームをしながら子供に「ゲームやめろ!脳が腐るぞ!」とゲームしながら言う自分はもっと怖い。
    「外で遊べ、俺みたいになるぞ!・・・」
    と思うと、やっぱりゲーム脳はあると思う。
    子供にゲームはすばらしいぞ、人生、経験、学歴色々・・
    でもゲームが一番だ!とはいえない。

    一日3,4時間毎日ゲームしている息子を見ていると疑問に思う。勉強したからゲーム、部活したからゲーム
    、ゲーム中心のゲームのためだけの生活だ。
    ゲーム脳は遺伝するのでしょうか?

    ゲームは無くていいのかもしれない、無いほうがいいのかもしれませんね。

    ただ、単に思います。
    ゲーム脳とかそういうレベルじゃなくて。
    ゲームは無くてもいい、いらないのではないかと思う。
    携帯電話はなくてもいい、いらないのでは、
    飛行機はなくてもいい・・・・

    携帯や飛行機から出す音波が人体に影響があり、特に妊婦に悪影響があるってのもありましたよね・・・・
    小市民はいったい何を信じて、何を疑えばいいのやら。
    • tatu
    • 2007.10.02 Tuesday 01:45
    あーん。
    ゲーム脳は、あるよ! もちろん!
    森先生が説明しているゲーム脳は、デタラメだって言ってるだけさ。

    だって、オレ、ゲーム脳、装備してますよ。ゲームアームと、ゲーム脚と、ゲームボディと、ゲームアイと、ゲーム首と、ゲームドリルがついてるもーん。カッコいいでしょ。ゲームドリル回転! 解剖図解で見せてあげるよ。

    ゲームは無くてもいい人は、ゲームしなきゃいいよ。ぼくには必要だ。

    >小市民はいったい何を信じて、何を疑えばいいのやら。
    ちゃんと調べて、ちゃんと検証して、ちゃんと考えればいいよ。自分を信じなさい。自分を疑いなさい。何度もトライしなさい。ゲーム教の教えだよ。
    • 米光
    • 2007.10.02 Tuesday 02:15
    脳は鍛えなくてよかった! 「脳トレ」ブームを斬る?!
    http://www.web-across.com/todays/d6eo3n000002cmig.html

    wikipedia:ゲーム脳
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E8%84%B3
    2007年5月には、飯田和敏、麻野一哉、米光一成の3 人のゲームデザイナーが、メディカルシステム研修所の岡田保紀の監修のもと、森の実験手法及びデータ解析への疑問をまとめたドキュメンタリーを制作し、発表している。ここでは脳波計の使い方や読み方の誤り、筋電図などのノイズを脳波と解釈することなど、森の脳波に対する基礎的知識の欠落が指摘されている。
    • 2007.12.31 Monday 01:12
    ゲーム脳で検索したらここにたどり着きました。
    誠に恐れながら
    tatuさんへのその米光さんの反論の仕方は酷いと思います。
    ゲーム脳はあるという向こうの意思に対して変に違う概念で言葉を返していて捻くれてる上に理解や説明や少ないと思いました。
    tatuさんの意見も正しいと思います。
    自分はゲーム脳はあると思います。
    ゲームをずっとやりつづけていても考え方や性格がおかしくならないなんてありえません。
    自分でもやり続けると少し前と変わったという実感があります。
    ゲームとは上手く付き合うことが大事だと思います。
    • えい
    • 2010.07.16 Friday 00:08
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