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2007.01.06 Saturday

「シナリオライターの眼から見たテレビゲームの特異性」の感想

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    今さら(2006年12月10日のことだ)だけど、RGN #04「シナリオライターの眼から見たテレビゲームの特異性」の感想メモ。まとめようと思ってずるずる時間がたってしまったので、もうメモのまま。メモなので、断片的でわかりにくいです。

    RGNというのは、国際大学GLOCOMによるゲームの研究会。
    今回は、川邊一外さん、前田圭士さん、佐々木智広さんの3人が講師(会って話しちゃった直後なので「さん」付け)。

    ・第四回なのに、運営の段取り良くならず。でも、その段取りの悪さに愛嬌あって気にならなかったのは不思議だ。人から「段取り悪いよねえ」って言われるまで気にならなかった。(おそらく、「致命的な段取りの悪さ」までいかず、「段取りがちょっと手間取る」ぐらいでギリギリセーフになってるからかな)

    ・伝達内容より伝達方法に気がいって、教える側として見ちゃうなー。

    『ゲームシナリオのドラマ作法』の川邊一外さん、『ゲームシナリオライターの仕事 名作RPGに学ぶシナリオ創作術』の前田圭士さんは要素分解してそれを伝える講演形式。
    ぼくは、「要素分解してそれを伝える方法」それ自体を教えている(というか、実際にやってもらう方法である)ため、アプローチが真逆なのが面白かった。
    呑み会で、前田さんに「起承転結を知らずにシナリオを書くのは無駄だって(本に書いてるけど)本当に思ってますか?」って聞いたら、「本当にそう思ってますよ」って答えだったので、そのあたりもツッコンで対話したかったけど、もう呑んでたので、できず。というあたりから、起承転結についていろいろ考える。
    「起承転結」の物語を解体して順番を(たとえば)「転起承結」にしたものだって「起承転結」に要素分解されるのではないか? 結果として「起承転結」に要素分解されたとしても、「起承転結」で物語を作ることは、考える可能性を削って楽してるだけじゃないのか。ぐるぐる。

    『ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣』の佐々木智広さんは講演内演劇。
    演劇をやってる方なので、組み立てや発声とか臨機応変な場の持たせ方とか巧い。大ウケ。
    飯田さんと「演劇風はやめよう」と話す(次のイベントを演劇風にしようって案が出てた)。これだけ巧くても、場とちょっとそぐわない感じ(それも含めて狙いだと思います)がしちゃうんだから。

    ・基本的に「これからゲームシナリオを書く人へのアドバイス」的な内容で、RGN2回目の研究発表のような「独自性/歪み」はなく、ポピュラリティのある内容だった。だから参加人数も20人ぐらいから70人ぐらいにふくれあがってたのだろうけど、ディープな「独自性/歪み」な場も残ってて欲しいなー。

    ・ディスカッションでは、『逆転裁判』『逆転裁判2 Best Price! 』のシナリオやシステムを、アドベンチャーゲームの閉塞感を突破した名作と絶賛されてたのが印象に残る。(『逆転裁判 PC 1・2・3セット』

    ・って、いろいろ感想を抱けるので、良かった。


    付記:去年は、ゲームシナリオのハウツー本がたくさん出た。上記3冊以外に涼元悠一『ノベルゲームのシナリオ作成技法』も出ました。
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