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2006.05.06 Saturday

ネットにはびこる野次馬の口調

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    東浩紀さんが、SFセミナーの企画で起こった出来事で、爆発。失礼な若者に怒ってます。

    「これで手打ちということで」「今日の企画にも参加しますし、今後も批判すべきことはびしばし批判しますので、よろしく」って言い方が、いかにもネットで間違った自信を持っちゃった若者らしくて、笑った。
    そういうタイプの人のモノマネみたような感じで。

    話題になってる人は、ぼくはまったく知らないので、以後、まったく違う話というか、そういうタイプのモノマネとして書くけど。

    こういうタイプの人がやる批判って、「ぼくのとらえるスタンスと違う」とか「むしろ***側面からの話をしないと意味がない」とか言うけど、じゃぁ君の意見はって聞くと「ここで、長々とぼくが言っても迷惑だし」。
    いや長くなってもいいからって意見を引き出すと、「そんなことは問題ではなく、本当に大切なのはコミュニケーション」とか言ってお終いだったり。コミュニケーションが大切なんてことはすでに了承済みでそれを踏まえて対話していたんだけどなーって言っても伝わらないだろうから「そうだね、大切だね」って答えてあげるしかないかもーと思わせるガックリ意見。

    自分の責任を積み重ねないでもすむネット上で自信つけちゃって、自分と自分の意見すらも切り離せると考えてるかのように行動する「ネット野次馬」なタイプな人がいる。
    「やれやれー、バカ、もっといいパンチだせ!」という野次馬の口調で語るのに慣れちゃっていて、自分に深く関わる要望や希望ですら、現場から遠巻きに眺めて、不満や愚痴やケナシのように威勢よく大声で叫ぶ。いや、もう、自分に関わる要望や希望すら何なのか解ってないのかもしれない(「もう」じゃなくて「まだ」なのかもしれないけどね)。
    そういった野次馬スタンスでブログを続けちゃったりしてると、実際に会って話すときでも、目の前にいる人に対して、野次馬の口調。相手には、いきなりけんかごしにしか見えない威勢を張って、その場にお互いがいる現場感なしの言葉で語る。偉いのでも、偉ぶってるのでもなくて、自分と自分の意見が切り離されているから全部が同じ立場だと思い込んでいる。というか、自分がそこには、ない。
    野次馬口調で言い散らかす人が目立っちゃう(簡単だから、どんどん動いちゃうんだな、そういう人は)ために、相手がブログをやめちゃったり、路線を変更したりして、どんどん面白くなりそうな場が消えちゃうのは、とても残念だなぁとも思う。
    「ブログを攻撃してくる人は、要するにブログの筆者を人だと思っていない。何か自動販売機に文句を付けている人みたい。人格があると思って見てくれない」って人は、自分のことも自動販売機だと思ってるような気がする。

    って、内容が、次回の「ブログ文章術」の原稿と関連することでもあったので、思いついたまま乱暴に書いてみました。というか「自分の思考を冷静に伝える構成:ブログ文章術」の回と関連が深いか(っつか、あの内容を「はてなブックマークのシステムの批難」だと、一部の人に勘違いされたりして、あーあーあー)。

    ネットという野次馬的なメディアの在り方については、『メディアと倫理 画面は慈悲なき世界を救済できるか』が非常に刺激的でおもしろいので、ぜひ読んでみてください。
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