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2006.04.15 Saturday

フェルナンド・メイレレス監督「ナイロビの蜂」を観た

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    ナイロビの蜂」を試写で観た。
    凄い映画だった。
    “世界中が絶賛し涙した、壮大なラブストーリー”ってキャッチコピーで。たしかに、ラブストーリーでもあるんだけど、あまあまの「世界は二人のために」的なラブストーリーだと思って、初めてのデート映画なんかに使うと、ちょっと火傷ぎみかも。な、ヘヴィなテーマも抱えたエンタテインメント。
    監督は、『シティ・オブ・ゴッド』(これも凄い映画で、映像と音楽のトリッキーな使い方にしびれる)のフェルナンド・メイレレス。

    今年観た映画の中で「ミュンヘン」と並ぶヘヴィ&エンタテインな作品で。いやもう、どうしても、これをエンタテインメントとして観る意味、これをエンタテインメントとして観せようとした監督の決意について考えざるをえない。
    「ナイロビの蜂」の中に登場する「これがここの現実なんだ」という台詞は、「ここまでサービスしないと、この現実を、きみたちは見ないじゃないか」という気持ちの表明と裏表のように思えて、ゆったりとした席に座って観ていることの苦しさに動揺した。

    今日私が死ぬとしたら迷うことなく生涯ベスト1。という辰巳琢郎のコメントは、大袈裟だなーと観る前は思ってたが、観終わった後は、そんなことないなと思った。

    エンタテインメントを作ってる人、作りたい人、必見。
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    蜂蜜洗顔でしっとり〜ナイロビの蜂
    アフリカで横行する貧しい人々に対する薬物実験、官僚とその薬品メーカーの癒着を密告し、数日後帰らぬ人となってしまった妻テッサ。そんな「妻の死」の真相を追う中で彼女自身について、彼女の自分に対する愛を夫ジャスティンは再発見する。 /この映画の内容的には関
    • ○○をアレしちゃいました
    • 2006/05/01 2:03 PM
    ナイロビの蜂
    ナイロビの蜂を見てきました。私は、もうちょっと派手な映画を想像して見に行ったのですが、全然違っていました。 ジャスティンは、亡き妻の意志を引き継いで、巨大企業、国家に立ち向かって行くのだが。 そこには、正義の味方やヒーローなどは登場せず派手さはない。し
    • ブログ:映画ネット☆ログシアター
    • 2006/05/15 10:21 AM
    情熱に救いを見出す「ナイロビの蜂」
     予告編を見た段階では、ラブロマンスなのか、サスペンスなのか、あいまいな感じで、観ようか止めようか迷っていた「ナイロビの蜂」(フェルナンド・メイレレス監督)。会社の後輩に「よかったですよ」と勧められ、彼が言うならと思って、観に行ってよかった。映画会社
    • 万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記
    • 2006/05/26 11:35 AM
    「ナイロビの蜂」を見てきました。
     アフリカにおける製薬会社の汚職を命を省みず暴いていく感動作と思ってナイロビの蜂を見てきました。間違ってはいなかったけど、でも、この映画のテーマってラブストーリーだったのね。そんな風には全然思って見に行かなかった・・・。
    • よしなしごと
    • 2006/05/31 1:21 AM
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