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2006.02.26 Sunday

梅田望夫『ウェブ進化論』

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    梅田望夫『ウェブ進化論−本当の大変化はこれから始まる』
    ネットによる地殻変動を分かりやすく描き、その見取り図から未来を示唆する一冊。で、新書で読むのにジャストな感じ。
    ネットによる富の再分配による全く新しい経済圏、グーグル、アマゾン、ブログ、ロングテール、Web2.0など、現在進行形の変化を解説しながら、“大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書”って内容です。

    “未来像は理想像的過ぎ”との批判もあるようだけど、ぼくも楽観的な人間なのか、ぜんぜんそうも思わず。
    それよりも、もっと根源的な変革が起こるとすら想像している。

    “ネットの意義を漠然とは理解しているが自分ではあまり使っていない。しかし知識欲は旺盛で、きちんと説明すれば新しい事象を理解し、その意味を考えることができる程度には十分に知的である”ような大人に伝わるように書いたと、あとがきに記されている。
    著者は、コンサルティングをしているためか、そういった人たちに対して、どう書けば説得力や衝撃力があるのかを分かって書いている。
    現在までの変化を丁寧に取捨選択し、ネット上の変革が、ビジネスや経済を変える可能性を中心に解説する。
    そして、その変化の延長線上にある未来を示唆する。
    「変化の仕方そのものが変わったこと」「われわれの(たとえば著作権や経済に対する)感じ方が変化することによって質的な変化が起こること」「変化するスピード自体が変わったために起こる変化」などについては、(おそらく)意図的に触れていない。変化の単純な延長線上に未来があるわけではなく、変化する仕組みそのものが変化しているという可能性もあるのに。

    想定読者層に対して、楽観的でシンプルな延長線上にある未来を描くほうが効果的であると考えて、この一冊は書かれた。そして、そのような本として、最適で、示唆に富んだ内容になっている。
    社員だったら、「社長、読んでよー」って渡すだろうな、この本は。
    いや、社長さんじゃなくても、読むべし。

    目次
    序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
    第1章 「革命」であることの真の意味
    第2章 グーグル―知の世界を再編成する
    第3章 ロングテールとWeb2.0
    第4章 ブログと総表現社会
    第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
    第6章 ウェブ進化は世代交代によって
    終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
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    GW連休中の読書?~梅田望夫氏著『ウェブ進化論』~
    このGW連休で読みたい本を二冊購入しました。 その一冊目が梅田望夫氏著の『ウェブ進化論』です。 本書の存在は以前から知っていたのですが標題から私に連想させる情報が以前流行った『OL進化論』的なイメージだったもので、当世流行語・マーケティング的な本かと思っ
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