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2005.11.25 Friday

『日本文学ふいんき語り』情報

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    『日本文学ふいんき語り』が、もうすぐ発売!

    【概要】
    “日本の文豪が「ゲーム化してくれないか」と依頼してきた”というずーずしい設定で、3人のゲームデザイナー(飯田和敏・麻野一哉・米光一成)が、日本近代文学をゲーム化する企画会議を開いた!という設定の馬鹿座談会。夏目漱石『こころ』が鬼畜恋愛シミュレーションに!? 怒濤の『銀河鉄道の夜』列車ツアーって!? 三島由紀夫が君のポケットで切腹!? 『痴人の愛』でネット募金を!? 江戸川乱歩のテーマパークは!? 爆笑近代文学入門の決定版! 決定版ですってば!
    2005年11月30日発売!
    全336ページ
    エキサイトブックス連載を大幅加筆増補修正、語り下ろし「山椒魚」編を追加。
    ナカシマカズユキイラストのゲーム化企画書つき!
    さらに、著者三人担当制の脚注つき!

    【帯文】
    無類の本好きゲーム作家たちが、
    常識や先入観にとらわれず
    時には読んでポカーーン
    としながらも、
    文学の懐の深さに驚嘆し、
    自信ある誤読を愉しみつつ
    名作をゲーム化した
    新感覚の
    文藝
    座談会!
    「賢治は妹萌えの“中二病”?」
    「太宰は人間失格、でも神合格っ!」
    「三島読むと油の海を泳いでるような気分になるよ」

    【イベント】
    「ゲームと文学とが合体する革命の夜」
    日時は12月20日OPEN18:30/START19:00
    場所はネイキッドロフト(ネイキッドロフトMAP
    出演:麻野一哉・飯田和敏・米光一成
    ゲスト:ゲームソムリエブルボン小林デイリーポータルZ林雄司
    関連記事:ゲームVS文学、血の決戦! ゲスト:ブルボン小林&林雄司!

    【目次】
    文豪の部
    1夏目漱石『こころ』
    2芥川龍之介『羅生門』他
    3宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
    4谷崎潤一郎『痴人の愛』
    5江戸川乱歩『人間椅子』他
    6井伏鱒二『山椒魚』
    7太宰治『人間失格』
    8三島由紀夫『金閣寺』

    ベストセラーの部
    1 片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』
    2中野独人『電車男』
    3村上春樹『アフターダーク』
    4村上龍『半島を出よ』

    あとがきにかえて
    文学はよくわからない 麻野一哉
    奴らを野に解き放て 飯田和敏
    わたしは正しいを必要としなない 米光一成

    【LINK】
    「日本文学ふいんき語り」担当編集者のブログ
    ・bk1『日本文学ふいんき語り』(特典:「ふいんき語り制作秘話」配信)

    こどものもうそうblog内リンク
    ゲーム化という枠で、大胆に
    さらなる犯人を推理するのは
    発売です
    コメント
     じゃあ次は哲学者で……とかいうのはもう企画の弾力性が無いようにも思いますが、世界の古典とかまだいけそうなので、また機会があればやってくださいと希望。

     ギリシャ・ローマ詩集(ディオースコリデースとかパルラダース)からプラトンやらピュタゴラスやら飛んでグノーシスな人たち、『エル・シッド』やら『マビノギオン』など古代中世……アリオストやカルデロンやダンテやボッカッチョ、もう近世というかベーコンやゲーテやシラーなんでもいいや、科学史ならパラケルススやフィチーノやら、ああもうストリンドベリにプーシキンにチェーホフにゴーゴリになんでもいいやー、という感じ。近現代であれば東欧とか南米も面白い。
     SFを敢えてSFじゃないようなゲームにしたら、という姿勢ならば『禅銃』のベイリーとかベスターとかブラッドベリにスタージョン、ジーン・ウルフとかも面白い。
     米光さんらがウィリアム・バロウズの『ソフトマシーン』とかをどう料理するのか、ブコウスキーの酔いどれをどんな風にしちゃうのか、ジェイムズ・エルロイをどうしてしまうのかとか萌え妄想がー!
    (哲学者とか、マキャヴェリとかブリア・サヴァランとかファーブルとか専門性をもった人たちをネタにするのも面白いかもしれません)

     まあ日本語を主に扱う人間なわけで、日本(及び東洋)の古典とかもどうするのか気になりすぎ。
     古事記や日本書紀はもとより、御伽草子とか古浄瑠璃、拾い読みの方が愉しめる中世の日記物や鏡物。『神皇正統記』の主張如何より、同じくマタイ福音や中世ウェールズの詩人集団<バルズ>の物語暗記法みたいな人名羅列による系譜表現をどうゲームの面白みにするか。
     山東京伝、鶴屋南北、滝沢馬琴、上田秋成、建部綾足なんて巧みで面白く、平賀源内の著作も味わい深い……落語や艶笑文学も近世には重量級クラスがわれよわれよと出て面白いです(個人的には『水鳥記』をゲーム化すればどうなるか興味あり。「酒飲み」という行為をどうプレイヤーが行うアクションとして転化するのか、ワクワクしてしまいます)。

     お薦めリスト的には、

    ・ポー『黒猫』
    ・クライスト『チリの地震』
    ・アテナイオス『食卓の賢人たち』
    ・チェーホフ『ワーニャおじさん』
    ・ルネ・ドーマル『類推の山』
    ・ゴーゴリ『外套・鼻』
    ・ジェイムズ・エルロイ『ハリウッド・ノクターン』
    ・『古事記』

     ――です。お薦め理由は「分量が少ないので、それほど読むのに時間がかからない」からです(アテナイオスは拾い読みでいい、おっ、拾い読みってブームになるかも)。問題は偏りすぎ、ということです。
     とりあえず短いものから読んでいこうぜアミーゴ! という若者向けエディットでもあります。


     あと興味深い記事。
    http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1075.html
    『バラバシは、リンクの一方向性を”向きつけされた”と表現し、ウェブを「向きつけられたネットワークの大陸」と呼んだ』
    『こういう弧状列島的なネット島嶼ができてしまったのは、理念としては双方向を謳うインターネットでありながら、ウェブのリンクがつねに一方向をめざして次々に張られていったからだ。糊代が片方ばかりについていた。そこで「ムーバブル・タイプ2.2」に実装されたトラックバック機能は、この偏りを突破するべく登場してきたわけである。それでブログに注目が集まった。トラックバックというのは映画用語で、カメラが後ろに下がりながら被写体を撮影することをいう。ユーザーがネットを後ろに下がりながらネット・リゾームの光景を見るというニュアンスでネーミングされたのだろう』

     うーむ、なるほどなあと関心。そして「そのツールが確立されたして、しかし実のところエンドユーザーはその進化についていっていない/従来的思考発想から逃れえていない」という逆赤の女王理論みたいなものが発生してるのかも? とか思いまして候。
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