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2005.11.20 Sunday

ブログは乱暴だからこそ

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    そもそも、手軽で便利になればなるほど、手軽で便利に扱うのが人間だ。
    だれかに何かを伝えることが、ものすごく手軽で便利になった。
    特定の誰かに伝えようと思えば、パソコンでテキストを書いて、メール送信であっという間に届けられる。
    一定の誰かなら、mixiに書けばいい。不特定な人に伝えたいなら、ブログに書いちゃえばいい。
    手軽で便利だ。
    だから、手軽で便利に書く。
    これが、たとえば、手紙だと、もう少し手軽で便利じゃない。
    届くのに1日以上書かるし、手書きじゃなきゃ失礼かなとか、封筒と便せんと切手を用意して、書いて、封して、ポストに投函するとか。
    いや、手軽で便利だけど、一歩も外に出なくてもできてしまうメールやブログに比べると、ちょっと手軽で便利さが重くなる。
    だから、手紙を出すときは、手軽で便利に書くことに慎重になる。
    やりとりの手軽さの重さに合うように、書く。

    で、だから、メールやブログの書くメッセージは、軽くて、乱暴で、ダメじゃん、と言いたいわけじゃない。
    メールやブログは、軽く、乱暴に書けるからこそ、いいんじゃないか?
    いままで、慎重に、重く、悩んだ末にしか、相手に手渡せなかったメッセージを、軽率に、軽く、悩んだ端から、相手に手渡して、相手のリアクションをもらって、またリアクションを返す。
    ひとりで悩んで、悩んだ結果をメッセージにしていたことを、相手と共に悩んで、共に考えるために、乱暴にメッセージを発することができる。

    その乱暴に書いたメッセージに対しての反論やリアクション、さらには反論やリアクションに対するリアクションが、まだ、大勢の人がうまく制御できてないから問題が起きちゃうんじゃないか。

    軽くて、乱暴で、ダメなメッセージを、「軽く」受け止めることができず、あたかも、自分に当てられた重い手紙のように受け止めてしまう。そうすると、過剰に反応して、過剰な攻撃性を含んだリアクションを繰りかえしてしまう。

    ネット上のメッセージは、軽く、乱暴に、存在することが許されている。軽く、乱暴に、受け取ってやろう。もしくは、軽く、乱暴に、受け流してやろう。
    オレンジレンジのアンチとファンが、いまだに、ぼくのブログのコメント欄で不毛な喧嘩を繰り返してるんだけど(繰り返し書くけど、ぼくは、あのコメント欄での喧嘩はファンもアンチも、どっちも同じように不毛だと思う)、もうちょっと、軽く、乱暴に、受け流しちゃえばいいのに、と思う。
    街中で、見知らぬ人とすれ違ったときに、「オレンジレンジどうのこうのだよねー」ってのが耳に入ってきたぐらいの感覚で、そのまますれ違ってしまえばいい。わざわざ、意見が違うからといって、見知らぬ人を説き伏せようとしなくてもいい。

    コミュニケーションのレベルを、ネットの手軽さ程度に、(時には)軽く受け止める練習が、必要なのかもしれない。

    (はてなブックマークのコメントの乱暴さも、ブログよりさらに手軽だからだろう。だから機能はスッパリ廃止って乱暴な意見もおもしろいけど、もう少し混乱の中から何かを見つけていく過程も大切なのかもしれないとも思う。まぁ、当事者になると、とても嫌な気分だろうけども)

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    blogの最大の武器は乱暴に書けるところだ
    乱暴に書く
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