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2016.10.24 Monday

ミニマムノミックとメディア芸術祭と文化系トークLife

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    文化庁メディア芸術祭:20周年企画展で。
    ■トークショー:飯田和敏×米光一成×中川大地「つくった・あそんだ・20年 ゲーム文化のこれまでと明日」
    ■ワークショップ:ゲームの遊び方をつくろう

     

    その後、夜11時から毎日やってるSHOWROOMの配信放送「米光トーク」を赤坂駅周辺を散歩しながら。
    この時点で、本日5時間の喋り。

     

    深夜1時から「TBSラジオ文化系トークLife」へ。(いまタイムシフトで聞いたら声がすでに枯れてる、ぎゃー)
    そこでも話題に出した「ミニマムノミック」は、その前の「ワークショップ:ゲームの遊び方をつくろう」でやったのだった。

     

    「ミニマムノミック」は、「ノミック」のミニマム版で。
    ノミック(Nomic)は、1982年ピーター・スーバーが開発したルールの再帰性をテーマにしたゲーム。
    『メタマジック・ゲーム』(D.R.ホフスタッター/白揚社P82-P97)で紹介されている。
    が、二段組文字びっしりで4ページにわたるルールで、長い!

     

    それで、遊びやすくルールを極限までそいだのがミニマムノミック
    M.Hatakeyama氏によって作られた。

     

    これが、けっこう面白い。
    「ゲームの同一性」「プロジェクトの暗黙知」「ゲームと非ゲームの境界線」
    といったことを考えるヒントにもなる。

     

    さらにシンプルに表記したルールを紹介する。

    【ミニマムノミックのルール】
    1:時計回りに順番が回ってくる

    2:順番が回ってきたプレイヤは、ひとつだけルールを提案する

    3:提案されたルールを採用するかどうか、投票にかける

    4:投票:提案されたルールに、プレイヤ全員が賛成ならば、そのルールは採用される「採用です/不採用です」

    5:ルールは採用が決定した時点から有効になる

    6:2つ以上のルールが矛盾するときは、もっとも新しいルールが優先される

    7:ルールに解釈の不一致や、不備が見つかった場合、その時点での順番になっている人の右隣の人の意見が尊重される(が、その人の意見に全員が反対した場合は、さらに右隣の人の意見が尊重される)

    8:以上のルールも変わっていい。

     

    「ワークショップ:ゲームの遊び方をつくろう」では、以下のように進行した。
    ■ルールと気をつけること、何を考えるヒントになるのかを解説して、見本としてプレイ
    気をつけること「最初は賛成したほうがテンポいいよ」「書記は正確に。協力して」等。
    ■各チームでプレイ
    30分ぐらい。はやく終わったチームは振り返り。
    ■展開、すごいルールをシェア
    おもしろいルールや展開を各チーム発表。
    ■各チームの代表で名人戦
    初期ルールを1つ追加:5点獲得した人が勝利となりゲーム終了となる。

     

    最終名人戦、盛り上がった。
    中川大地、飯田和敏と、チーム代表の4人の6人でプレイ。
    1:不採用で1点獲得
    というルールが採用されて、その後、「以後の採決権は全て私になる」といった採用しちゃうと負けちゃうので不採用にするしかない提案が続く。
    これは、まずいということで
    2:不採用でも挙手があった場合は0点とする
    というルールが採用される。つまり全員が挙手しない状態のみ1点獲得になった。
    そのため不採用を目指す提案で得点を獲得する作戦が通用しなくなる。
    飯田さんの「展示物を全員で壊しに行く」という荒っぽい提案でも挙手する人が出る状態に(採用されたらどうするんだ)。
    3:採決のときはみんな目を閉じる
    が採用されて、さらに難しい状況へ突入。
    硬直状態になった場を破ったのは中川さんの提案。
    4:こっからこっちとあっちで3人チームになって、チームメンバーの点は合計する
    で、3on3状態に。
    中川さんが、戦略的にチームわけしたのかと思いきや、適当だったらしく、
    「飯田さんチームが3点、中川さんチームが1点」という中川チームはハードな状況に。
    飯田さんチームラストの人の提案「2回連続不採用で1点獲得」が採用される。
    ここから中川さん不採用、中川チーム2人目不採用で、1点獲得。
    だが、3人目不採用で1点獲得しても、中川チーム3点どまり。
    そこから飯田チーム3人連続なので、ここで連続して不採用となり2点追加して勝利となった。
    という展開だった。
    「中川チームのラストの流れで、何か良いルールが提案できれば逆転の目があったのではないか?」というのを宿題にして終了。

     

    ミニマムノミック超名人戦とかやりたい。

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