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2013.03.27 Wednesday

「強姦してもいい場合」とキスフレ

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    【All About News Dig】連動エントリー


    「キスまでする男友達「キスフレ」、36%の女性が「いる」と回答!」 という記事。

    「キスフレ」というのは、“エッチまではしないけど、キスまでする男友達”のことだ。
    スマートフォン向け女性限定の完全匿名掲示板「GIRL'S TALK」での調査。
    “「キスまでなら、ある程度欲求も満たされて罪悪感もそこまでないから絶妙の関係」「エッチしたら浮気だけど、キスまでなら、浮気じゃない」”んだそうですよ。

    しかも、
    「"キスフレ"のことは好き?」の質問には、64%の人がNO、"キスフレ"とは真剣な恋愛に発展する?」には、75%の人がNOと回答、「彼氏とキスフレは別物?」という質問に対しては、58%の人が別物と回答するなど、"キスフレ"は、本気の恋とは違う
    のである。

    つまり、キスしたからといって、深い仲になったと思ったら大間違いという罠。罠がまたひとつ増えましたよ、ボンクラの野獣たちよ!
    それでなくとも勘違いの多い男のアンテナに、またも新たなる妨害電波。
    わかっております。
    「こっち見てるから、俺に気があるな」は罠。
    ただ「へんな顔でおもしろーい」もしくは「こっち見んなよキモイだろ(にらみ返す)」とかって可能性のほうが大。
    「食事に誘ったら、素敵なミニスカート、これはいける!」も罠。
    「お前に見せるためのミニスカートじゃないんだよ、こら」でしょ。

    でも、キスフレとか言いだしたら、罠というか、もう半ば溶けかかってるというか、アイスのコーン、下が柔らかくなってこのままじゃ漏れちゃうみたいな、何を書いているのか分からなくなるぐらい混乱したってしょうがないじゃないですか。
    「キスしたけど、べつに好きじゃないもん」って罠は、もう罠じゃないじゃないか。ボロボロな駝鳥じゃないか。それはー、なんぼなんでもーって、声も天から響き渡るんじゃないでしょうか。
    と思いながら、いや、これは単に俺がおっさんになっただけだという可能性は、ある。

    筒井康隆のエッセイを思い出す。
    『虚構船団の逆襲』に収録されている「強姦してもいい場合」。
    初出は『太陽』昭和50年9月号。
    こうはじまる。
    “強姦されたかされなかったか、そんなことはほんとはどうでもいいことなのだ。とにかく女性は二十六歳である。”
    どうやら、男性のマンションについていって強姦された女性が告訴するという事件があり、それについて書いているテキストなのである。
    “しかしもしぼくが深夜二十六歳の女性と自分のマンションに一緒にいたとしたら、これは当然行動を起こしている。たとえ相手が拒否しても、そしてまた、仮にぼくが教授であったとしても絶対に強姦している。” “だからぼくの常識では、こういった場合、たとえまかりまちがえば強姦罪に問われることを覚悟してであっても、強姦した方がいいのである。それが常識を持った人間としてごくまともな行為であれば、たとえ法律上は強姦罪が成立しても、男としてはやらなければならない行為なのである。”
    と、強い調子で書いている。
    筒井康隆ファンのぼくでも、さすがに「ひゃー感覚がおっさんだわー。なんぼなんでも強姦はダメでしょ」と思った。

    そして、とうとう、キスまでいっても、いい気になってはいけない感覚まで行きついたのだ。
    その場、その場で確認して、恋愛もお互いの合意のうえで進める、という、これは、もうまったく正しい、正しい契約社会に、恋愛も突入したわけである。
    こうなれば、もう恋愛を感覚や感性にまかせていてはいけない。
    契約書だ。
    契約書を交わそうじゃないか。まずはハンをついてからだ。
    そしたら、俺が突いてやる。ドン!
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