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2011.10.13 Thursday

死神とアイデア

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    立命館大学ゲーム制作実習の授業の進行表と関連リンク(受講してない人には断片すぎて分からないところ多々あるかもしれない)

    10月11日。火曜日。
    後期第三回目、タロットカードで象徴させるなら螺旋ぐるり回った後の三番目のカード、死神DEATH。13のカード。恋愛で悩んでるときに出たら大ショックっつー不吉なカード。甲冑ドクロが黒い旗を持ち、足元には死者がいる。命乞いをするものもいる。脅える子供がいる。諦めている親がいる。損失、死、終局のカードです。

    (何故かビンタの話になって、ウォーミングアップとして「ビンタの名シーン」を考えてもらって、発表)

    前回、企画を出してもらった。5分ぐらいでプレゼンしてもらいたいんだけど、やる人いる?
    (いないので、プレゼンが上手くなるコツは場数だという話をする)
    っつーわけで、やったほうがいいよ。
    (手が挙がる)
    (1つめのプレゼンに対して、いいところを指摘した後)
    君達には、実績がない。逆に「若い」という武器がある。
    だから、実績のある人をマネして戦っても勝てない。
    プレゼンをどこかで、ぼくと君がやったとき、ふつーのゲームのプレゼンだったら、ぼくが勝つ。実績があるから。
    じゃあ、君はどうやって勝負すればいいのか。
    どう?

    前回、アイデアを選ぶときに気をつけるポイントをひとつ教えた。
    ・先行優位

    自分が先行してスタートしていること、できることは何か? を見つけ出して、それを武器にしろ、っつーこと。
    たとえば俺に勝てることって、何がある?
    いくらでも、あるよ。
    (以下、勝ってるところを、具体的に導き出す)


    (2つめのプレゼンに対して)
    ってところがいいよね。その良さを伝えるためには、プレゼンの構成を考えるといいよ。
    細かいルールを喋っても、伝わらない。というか、そこのところは、まだ、いい。
    まずは、何がすごいのか、すごさが伝わるところをピックアップして、手渡す。
    作品が完成して、インタビューを受けるって想像して。ニヤニヤして、考えて。まず最初にどう答えるか。「これは、どんなゲームですか?」って聞かれる。答える。答えは、雑誌に載るときは3行から5行ぐらいだろう。それぐらいの分量でずばっと読者が「おおお!」と思えるように、「なになに?」って先を読みたくなるように、ぐっとくるように答えるんだ。

    (スケールがわからなくて難しかったという感想に)
    先にスケールを想定しない。アイデアを出すときはスケールは無視です。
    スケールを考えてる時点で、枠作ってるからね。枠なしで。枠を突破するのがアイデアだから。
    スケールは後から調整すればいい。
    クリスト


    1個目のアイデアとしてはOKです。その後、2個目、3個目のアイデアをメールしてくれた人は、ちゃんと死神を使えている。出したアイデアを殺す覚悟がある。
    次のアイデアを出す、もっといいアイデアを出す。出したアイデアをアレンジしてもっとおもしろくする。そういうことができてる。
    「チャンスは心構えができている人のところに訪れる」ってルイ・パスツールは言った。
    チャンスはいつも訪れている。でも、そのチャンスをつかむためのアイデアをこっちが持ってなければ素通りしてしまう。チャンスだということすら気づかない。
    だから、いつも10や20はアイデアを持っていること。ぱっと何かふられたときに、そのアイデアをポンとすぐに出せることが大切。
    その持っている20のアイデアは、200の中から厳選したもの。その200は、2000の思いつきから生み出されたものです。
    また大袈裟な数を言ってと思う人がいるんだけど、これでも少なめに言ってる。
    だって一日に10思いついていれば、一年で3650だからね。そこから300ほど選んで、30ほどを書き出してみる。試作してみる。話してみる。本当にアイデアが面白いかどうか客観視してみる。
    1000思いついて、100出して、10選んで、諸条件から1がGOできる、というのが最低ラインの基本原則だと覚悟してください。

    ぼく側から、いくつかアイデアを出します。これにのってくれてもいい。のらず自分のアイデアを出すのもいい。
    アイデアをどう出すのか。どう選ぶのか。先行優位というのは具体的にはどういうことか。
    その具体例だと思って、提案を聞いてください。

    ■大学+ジャンル
    まるで恋愛ゲーム、美少女しかいない大学案内。※ただしイケメンに限……らない!

    映像学部+何か!

    ■リアル脱出ゲーム

    HEP HALLからの脱出2 部屋を闇にしろ

    HEP HALLリアル脱出ゲームシリーズ第4弾「ある飛行機からの脱出」

    東京リアル脱出ゲーム ミュージシャンスペシャル −廃倉庫からの脱出−

    リアルで密室脱出ゲーム 解説

    リアル脱出ゲーム

    ■カードゲーム「出産」

    ■原子力発電問題+RPG

    ■ブログ

    ■映像

    ■宣伝


    死神のカード。損失、死、終局のカード。
    (ウェイト版のカードを示して)背景の奧、ここに二つの塔がある。そこから太陽が昇りはじめている。死の向こうに再生がある。
    アイデアを出す才能なんていらない。たくさん出せばいい。たくさん出してどれを選ぶか。選んだアイデア以外は死ぬことになるけど、その数が多ければ多いほど、選ばれたアイデアは強い。日が昇る。
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