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2010.09.06 Monday

米光講座/米光道場のQ&A

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    「編集・ライター養成講座 上級コース」シーズン2(以下、米光講座)が9月4日土曜日から、「米光一成の文章道場」(以下、米光道場)が10月16日土曜日からスタートする。

    ツイッターやプレ講座の質問をもとにQ&Aを作ってみたよ。

    基本コンセプトはどちらの講座も同じなので、まずは共通するQ&Aから。


     講座を通して実際の仕事につながったりもするのでしょうか?

     実際の仕事につながった例は、たくさんあります。「編集・ライター養成講座 上級コース」シーズン2に書いている例以外にもたくさんあるよ。あなたがそうなるかどうかは、あなた次第です。


     講座生の書いた成果物が見たいのですが?

     「未来に関するテキスト 電書に関する本55冊」は、電子書籍に関する本のレビュー集。講座生が手分けして書いた。
    米光が責任編集ということで、講座生が書いた原稿を何度もチェックし、リテイクし、書き直してもらって、合格した55本のレビューを集めて、電子書籍として出版した。
    その55本のレビューから30本を抜粋したものが『誰でも作れる電子書籍』(インプレスジャパン)に収録されているので読んでみてほしい。
    他にいくつかWEB上で読めるものとしては。
    ビジスタニュースに掲載された「松永肇一「ホメオパシーと知恵の輪」」
    受講中に出版社バイトについて、原稿も書き始めた畑菜穂子の「峯田和伸はなぜモテる? これからのトレンドはおかっぱだ!」
    池袋コミカレに来てくれているtk_zombieのゾンビ原稿もあるよ(たとえば、ぼくが好きなのは「映画『ザ・ホード 死霊の大群』のゾンビは、一途で健気な〈走るゾンビ〉だ」)。


     ライター・編集それぞれ分野は広いと思うのですが、レクチャー内容は特に決まった専門カテゴリに限定されるのではないと考えていいですか?

     ある種のカラーがあるほうがプロとしてやっていけると考えています。なので、書く側に対しては、カラーというか、得意技というか、まあそういうものを求めます。
    照明に強い。嵐に強い。デジカメの構造ならまかせ。自分の弟のことなら誰よりも詳しい。ゾンビのことばかり考えてます。なんでもいいんだけど、ずっと興味を持って考えたり発見したりできることが必要だと考えています。
    そういったカラーや得意技を、書くことによって、見つけて、伸ばしていく。同時に原稿の届くリーチを伸ばしていく。そういったことを目指す講座です。


     自分にはそういった得意技みたいなものがないのですが……。

     あります。
    「自分がどういうことを書けばいいのか分からない」「どういうカラーが適しているのか分からない」という人は、講座を通してそれを見つけることができます。
    その人に応じた、その人ならではの方法論を見つけてもらうために、ぼくは、あなたと実際に会って、あなたの文章を読む必要があるのです。だから、講座という形式でやるわけです。
    本人が思ってるより、ひとは、ひとそれぞれ全く違います。オリジナリティを持っています。ひとはそんなに単純じゃない。
    本人にとってはあたりまえのことでも、他の人にとってはすごく興味深いことだ、ということがたくさんあります。
    自分の中に他者の視線を持てば、それは見つけられます。
    他の受講生と一緒に、外に向けたテキストを書き続けることで、「自分の中の他者の視線」を身につけることができます。


     受講料が高いです。安くならないですか?

     宣伝会議の講座は高いよねぇ。でも、その値段ぶんのことをシーズン1はやったと思うなー。skypeの打ち合わせやメーリングリストやUstreamを含めれば、講座期間中、講座生と対話しなかった日は、ほとんどなかった。というか講座が終わった今でも対話している。シーズン2もそのつもりです。
    あと原稿料のある仕事をゲットしたら、差し引き考えれば少しは安くなるよ(仕事が発生した場合、ぼくがいくらサポートしても、中間搾取したりしません。原稿料は全額、受講生に手渡されます)。
    あと、教育ローンがあるので活用してみてください。
    米光道場のほうは、高くないよ!


     文章が上手くなりますか?

     「文章が求められるか」「届くのか」「興味深いか」ということをポイントにします。
    誰でも書けるような文章や、読者投稿欄みたいな文章を書くための講座ではありません(そのようなタイプの講座はたくさんあるので、そういうことが目的の人は別の講座へどうぞ)。
    書きたいこと(得意技)が見つかれば、それを伝えたいというモチベーションが生まれます。そうすると「正しい文章」よりも、届く文章を書きたくなります。
    そのための講座です。


     「届く」というのはどういうことですか?

     「書きたいこと(得意技)」で世界を切り取って眺めることで、新鮮に世界を観察することができます。そうなれば新鮮な発見がみつかります。その発見を伝えたくなります。どうにかして伝えようと書くことで、また新たな視点を生み出すことができます。その新たな視点で、世界をまたさらに別の角度から新鮮に観察することができます。そういうループで、届けるリーチを伸ばしていくことは楽しいよ。というような意味での「届く」ということです。


     どうやって自分の強みを見つけるのでしょう?

     その部分をまさに米光講座で実際にやっていきます。自分の強みを見つける方法も、個々それぞれ違うので、トレーニングしていくなかで、個別の指導もしていきます。米光講座シーズン1では、スカイプなどを使って個人面談をしたり、個々の文章で個人講義をしたりしました。シーズン2では、そういった方法にプラスして、チーム間のやりとりを重視しようと思っています。


    「簡単に情報発信ができる時代に、あえて編集・ライターのプロの技能を身に付けることは、重要なのでしょうか」といった疑問は僕自身が常に考えています…

     テキストや表現したものを、ネットや電子書籍などを使って、全世界に開かれた場所に置くことはできるようになった。けど「自分が納得したものが表現できるか」「ちゃんと読んでもらえるモノになっているか」「自分は何を表現しつづければいいのか」という部分は、どうだろう?
    受講生のひとりが、こう言ってくれた。「米光さんの講座は、誰にでも通用するわかりやすいノウハウを教えるんじゃなくて、自分だけの武器を見つけるための講座。で、その武器を見つけて、使っていく過程で、どんどんノウハウがわかってくるから、自分自身のノウハウになる。そうなると書くのが楽しくなる」
    発信すべき情報や、その伝達方法を、もっと自分にとって納得がいくものにする。「表現することは、世界(の一部)をデザインすることだ」と考えて、講座をやっていきます。


     書く仕事をしてるけど、もう一回ちゃんと学びたい人にはどうですか?

     もちろん歓迎。シーズン1でも、すでにプロとして原稿を書いている人が何人か来てくれました。
    プロの原稿(テープ起こしから完成原稿)を資料にした講座をやったりしたよ。


     1stシーズンにて発生した実践故のハプニングと、それを解決へ導いた好事例は、どんなものがありましたか?

     うーん「勝手に依頼しちゃったよ!」とか、いろいろあったけど、まあ、あんまり公の場で発表できないYO!
    といっても、ネットなどで連絡を取り合って進めたので、大変な事態になるまえに解決してます。


     課題が出るそうですが、日々どれぐらいの時間を必要としますか?

     もちろん必要な時間は、ひとそれぞれ異なるでしょう。最低でも、平均毎日30分の執筆時間(直接書いている時間)は必要だと思う。でも、書くということは、机に向かってる時間だけじゃないからね。表現者は24時間表現者なんだ(←ドヤ顔で)。
    課題は出るけど、やるかどうかは本人次第。でも、まあ、やらないと力はつかない。


     米光講座(「編集・ライター養成講座 上級コース」シーズン2)と米光道場(米光一成の文章道場)はどう違いますか?

     同じ人間がやることなのでコンセプト部分は同じです。
    宣言会議の米光講座は、隔週で、月2回。ネットも使っていろいろなプロジェクトを動かしていきます。ガッツリやるぜ!って感じです。
    池袋コミカレの米光道場は、月1回。米光講座より、すこし長期的なペースです。道場なので、即戦力を急激に伸ばすというよりも、じわじわと習得していくための場です。
    米光講座は、プロのライター/編集のために特化してるけど、米光道場は、もう少しひろく表現について考えていく場である、って感じ。


     どんな課題が出ますか?

     米光講座:いま準備しているのは「エキサイトレビューに掲載されることを目標とした原稿を書け!」という課題。ぼくはもちろん、エキサイトレビュー編集者が読んで評価します(良い原稿があれば、エキサイトレビューのライターになってもらいたい)。
    あとワンテーマで毎日800字を書いて、他のチームメンバーに読んでもらうということをやろうと考えています。
    米光道場:当日まで秘密だ。
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